省エネについて学んだ中で、特に「J-クレジット」と「スコープ3」という考え方に大きな気づきがありました。この記事では、それぞれの仕組みを簡単に説明しながら、霞ヶ浦の可能性や製品設計での工夫についてまとめます。
J-クレジットとは?
J-クレジット制度とは、省エネルギーや再生可能エネルギーの導入、森林保護などによって削減・吸収された温室効果ガスの量を「クレジット」として国が認証する仕組みです。
企業はこのクレジットを購入することで、自社のCO₂排出をオフセット(相殺)できます。
霞ヶ浦の可能性
霞ヶ浦のような大きな湖は、藻類や水生植物を通じて炭素を吸収するポテンシャルを秘めています。
現在はJ-クレジットとして認証されていないため「ゼロ」ですが、逆に言えば伸びしろしかありません。
もし湖の炭素吸収力を評価・制度化できれば、新しい環境価値を生む大きなチャンスになるでしょう。
スコープ3とは?
温室効果ガスの排出は、国際的に「スコープ1~3」に区分されています。
- スコープ1: 自社の工場や車両など直接排出
- スコープ2: 電力・熱の利用による間接排出
- スコープ3: 原材料調達から製品廃棄まで、サプライチェーン全体で発生する排出
設計段階での工夫がカギ
スコープ3は企業の排出量の大半を占めることもあります。
特に学んだのは「部品交換できる仕組み」を導入するなど、製品設計の工夫が排出削減につながるという点です。
循環型の仕組みを意識することが、省エネの本質だと感じました。
今回の学びのまとめ
- J-クレジット: 湖の炭素吸収はまだ評価されていない分野。霞ヶ浦はゼロから価値を生み出せる「伸びしろのある資源」。
- スコープ3: 製品のライフサイクル全体を考え、部品交換やリサイクル設計を取り入れることが重要。
おわりに
省エネは単なる節電だけではなく、制度や仕組みをうまく活用し、設計や発想を工夫することが大切です。
霞ヶ浦の炭素吸収をJ-クレジットとして活用する発想や、スコープ3を意識した製品設計の工夫は、持続可能な社会づくりにヒントを与えてくれると感じました。
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