※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
Audibleには聴き切れないほど多くの作品があります。聴き放題対象なら、一冊ずつ購入する必要もありません。
しかし、作品数が多いことと、自分が聴きたい本が必ずあることは同じではありません。この記事では、Audibleのラインナップについて、私が感じた良いところと物足りないところを率直に書きます。
聴き放題対象なら気軽に試せる
Audibleの便利なところは、聴き放題対象の作品なら一冊ずつ買わなくてよいことです。
気になった作品を試して、合わなければ別の作品へ移れます。紙の本だと買う前に少し迷いますが、聴き放題対象であれば試すハードルが下がります。
私のように、本を読む習慣があまりなかった人間にとって、この「試せる」という感覚は大きいです。最初から一冊を読み切る覚悟をしなくても、まず聴いてみることができます。
Audibleの料金や無料体験については、Audibleの料金や無料体験の基本情報で整理しています。
古い作品だけではない
Audibleには、古典や昔話だけでなく、話題作や比較的新しい作品もあります。映画やドラマになる作品を原作として聴ける場合もあります。
たとえば、『同志少女よ、敵を撃て』『成瀬は天下を取りにいく』『イン・ザ・メガチャーチ』『俺たちの箱根駅伝』『爆弾』『国宝』などがあります。
作品の配信状況や聴き放題対象かどうかは変わりますが、書店や映像作品で気になった話題作を、Audibleで探してみる楽しみもあります。
長編作品の例としては、薬丸岳さんの『神の子(上)』『神の子(下)』もあります。上巻は18時間5分、下巻は19時間11分で、上下巻を合わせると約37時間あります。長い作品を少しずつ聴き進められるのも、Audibleの使い方の一つです。
小川未明童話全集から広がった興味
『小川未明童話全集(全705話)』は、再生時間が137時間29分に及ぶ大きな作品です。
私はこの作品をきっかけに、小川未明について知りました。さらに、浜田廣介などの児童文学作家についても調べるようになりました。
本をほとんど読んでこなかった私が、児童文学の作家を知るきっかけになったのは、自分でも少し意外でした。一つの作品から、別の作品や作者へ興味が広がっていったのです。
Audibleは作品を聴くだけでなく、作者について学ぶきっかけにもなると感じました。
映画と原作を両方味わう楽しさ
私は『国宝』で、映画と原作を両方楽しむ面白さを感じました。『国宝』は歌舞伎を扱った物語です。映画では、役者の顔や目の動き、表情、身体の動作、舞台、衣装、音楽などが視覚的に入ってきます。
歌舞伎の場面では、顔の表情や身体の動きも重要な表現になるのだと感じました。映像で見るからこそ伝わる良さがあります。
ただし、映像だけで人物の内面をすべて理解できるわけではありません。小説の描写が加わることで、表情の裏にある感情や考えが分かる場面がありました。
「あのときの、あの表情にはこのような意味があったのか」と理解が深まりました。映画だけで見たときより、登場人物への理解が深まったと感じています。
映画より小説が優れている、という話ではありません。映画には視覚表現の良さがあり、小説には人物の内面を文章で補う良さがあります。両方に触れることで、作品の世界がより深くなりました。
ナレーターで作品の印象も変わる
同じ作品でも、ナレーターによって印象は大きく変わります。私は『板上に咲く – MUNAKATA: Beyond Van Gogh』の渡辺えりさんの朗読や、『日本の昔話』の丸山裕子さんの朗読が印象に残っています。
ナレーターについての詳しい感想は、ナレーターで作品の印象が変わる体験にまとめています。
海外作品の日本語版には弱さも感じた
一方で、海外作品の日本語オーディオブックについては、少し弱いと感じることもあります。これは、海外作品がまったく存在しないという意味ではありません。
私が聴きたい世界的な有名作品や、海外の作家・思想家を知るための代表作について、日本語オーディオブックが見つからない、または選択肢がかなり少ないと感じることがありました。
たとえば、私は『かもめのジョナサン』『ライ麦畑でつかまえて』『アンネの日記』などを探しましたが、私が探した時点では、聴きたい日本語版を見つけられませんでした。
『7つの習慣』も、検索すると英語版や関連作品は出てきますが、私が聴きたかった日本語版そのものは見つけられませんでした。
また、ロシア人やロシア社会について知りたいと思い、ロシア文学も探しました。トルストイやプーシキンの作品がまったくないわけではありません。トルストイの『イワンのばか』『トルストイ民話集』、プーシキンの『スペードの女王』など、一部の日本語作品はあります。
ただ、ロシア人やロシア社会を知りたいと思って代表的なロシア文学を探すと、日本語で聴ける作品の選択肢はかなり限られていると感じました。短編や民話など一部の作品はあっても、トルストイやプーシキンを幅広く知るには物足りなさがあります。
配信状況は今後変わる可能性がありますが、私が探した時点では、聴きたい日本語版を見つけられない作品がいくつもありました。
作品数が多くても、必ず聴きたい本があるとは限らない
Audibleには聴き切れないほど多くの本があります。聴き放題対象なら、一冊ずつ購入せずに試せます。これは大きなメリットです。
ただ、作品数が多いことと、自分が聴きたい本があることは別です。世界的に有名な作品でも、私が聴きたい日本語版を見つけられないことがありました。
私にとってAudibleは、読書の代わりにすべてを満たしてくれるものではありません。それでも、本をほとんど読まなかった私が、作品や作者に興味を持つきっかけになりました。
読むことが苦手な私がAudibleを使って分かったことは、読むことが苦手な私がAudibleを使って分かったことで詳しく書いています。
気になる作品がある場合は、登録前にAudible公式ページで作品名を検索しておくのが安心です。
![]()

コメント